王ドラ『兄は3ヶ月前の雨の日、いつの間にか居なくなってたんです・・・』

根子真々『久しぶりじゃナイカ王ドラ。死ネ』

出木杉『はぁ、はぁ、早いよみんな。それにしても根子真々!久しぶりのセリフにしては酷いじゃないか!』

根子真々『・・・・』

王ドラ『いや、いいんです。長老の力の衰えによって球の存在が知られてしまったのは事実。力を求めるのは人のさが。
    しかし、罪を犯してしまった以上・・・・・せめて私がカタをつけます。』

王ドラは覚悟を決めた目で、根子真々を睨んだ。

根子真々『王ドラ、忘れタカ?階級が下の者は上の者に絶対に勝テナい!』

王ドラ『・・やってみなければ、分かりませんよ。』

殺・・・その気だけで飴崙山は満たされた・・・
が。

のび太『ヤメなよ!2人とも!同じ家族でしょ!どうして同じ家族で殺しあわなくちゃいけないんだ!』

王ドラ『兄は・・本当はあんな人じゃない。何かあったんだ。だから・・せめて・・・僕が裁く!』

根子真々『調子にノルナ・・・9合拳!』

ドガン!!

根子真々は左腕から紅に光る塊を発し、のび太にぶつけた。
封印による激しい疲労状態にあったのび太は直撃を食らった。
・・・かに見えた。
間一髪、ヘリっちが右手をギセイにしてのび太を救った。
山がけずれ、くずれた。
王ドラが焦っていた理由はこれである。
下手を打てば命どころか、飴崙山そのものが無くなるのだ。

ヘリっち『チィ・・・』

のび太『ヘリっち!腕が!』

王ドラ『・・・・』

ザワッ

大気が揺れた。

王ドラ『・・根子真々、もう許しませんよ・・・あなたは私が倒します!そしてグングン持ち運び君は返してもらいます!』

根子真々『たわごトヲ・・・』

王ドラ『今までの兄様に戻らないなら・・・』

王ドラは構えた。
ただそれだけで出木杉達は動けなくなるほどの達人の気である。
ーー本気。

根子真々『フハハッ!武術大会で一度も俺に勝てなかった雑魚がほざクナ!』

王ドラ『一度だけなら勝った事がありますよ・・・』

根子真々『調子にノルナァ!18合拳!』

王ドラ『お茶拳!』

キュンッ!

武術の極みの六十四合蟷螂拳の18合拳に対して、王ドラの技はお茶拳。
アチョー!オチャー!ムギチャー!というフザケすぎな拳である。
当然勝てるわけも無い。

王ドラ『ガハッ!』

ヘリっち『・・・王ドラ・・・』

のび太『・・・』

ボロボロな王ドラ

根子真々『フザケテルのか?殺すぞ』

王ドラ『ぐ・・・“負けてやったんだよ”・・・』

根子真々『!?』

王ドラ『・・・長老の・・養子試験・・・最終・・テス・・トの時・・・』

根子真々『何?』

王ドラ『強い者・・だ・・・けが・・受かるテ・・・スト・・・最終試験・・・・』

根子真々『・・・』

のび太『・・・?』

ヘリっち『何さ・・・・?』

出木杉『・・・・』

王ドラ『根子真々兄さんと・・・の・・・試合で・・・他に・・身寄りの無・・・かった僕の・・ため・・に・・・』

根子真々『・・・』

王ドラ『その時・・根子真々兄さん・・の・・・言葉・・・』

のび太『・・・ 」

王ドラ『あの・・・優しい兄さんに・・戻・・・』

ドサッ!

王ドラは意識を失った



根子真々『・・・考えたら・・・お茶拳は王ドラの初めての自分の技だったな・・・無礼をすまなかった』

ヘリっち『!?それじゃぁあんた戻ったさ?』

根子真々『ああ、すまなかった。グングン何とかは返すよ。』

???『ククク、さっきまで殺す殺す言ってた奴がずいぶんなこったな』

根子真々『!?』

???『根子真々、六十四合蟷螂拳を完成させてやったのは誰だ?忘れたか?ククク』

ヘリっち『誰さあんた!感じ悪いさ!』

???『洗脳が解けたか、詰まらん』

のび太『洗脳!?』

根子真々『ク・・・ガ・・・チュー・ハヌファー・・・』

出木杉『誰!?』

ハヌファー『ハハハ、思い出したか。ゲート・ON』

ハヌファーの叫びと共に、出木杉が黒い穴に吸い込まれた

出木杉『ウワァァァァァーーー』

ヘリっち『出木杉!?』

ハヌファー『出木杉は貰ってく。コイツァ土の球の適応者なんでな。ククク』

のび太『何!?』

ハヌファー『ついでに教えといてやる・・・球を暴走させたのは・・・俺だ』

ヘリっち『!?』

ハヌファー『まぁ教えた所で生きては帰れないだろうがな。殺しておけ根子真々。』

根子真々『が・・ぐ・・・ガァァァァァァァ!』

ハヌファーの声により、洗脳の効力が一時的に高まったのだろうか。
根子真々は再び狂った
そしてハヌファーは黒い穴に入り、消えた

ヘリっち『・・ま、まずいさ・・・王ドラもいないし・・・殺されるさ・・・ 」

のび太『・・・』

ヘリっち『どうかしたかのび太?』

のび太『・・いや・・・あの黒い穴は時が戻って使える用になった秘密道具じゃないかな・・と思って』

ヘリっち『だからどうしたさ!?』

のび太『秘密道具が使えるなら・・ヘリトンボでさ』

ヘリっち『!?その手があった!ヘリトンボ装着さ!』

ヘリっちはヘリトンボの使い手である。
のび太はショックガンが得意。
ヘリトンボ、これは実は非情に殺傷能力に優れている。
半重力ボード、プロペラを、タケコプターの様にオートで動かさないので、使用が非情に困難である。
使用できるのは、才能のあるなしも関係してくるため、一万人に一人とも10万人に一人とも言われている。
しかしタケコプターの数倍か動力に優れるという面もある。
そのため、一部の許可を得た人間しか使用は許されていない。
ドラえもんと一緒にヘリトンボ(リミッターあり)の練習をしていたのび太と一緒に練習をしたら
つい、うっかり。
で、ドラえもんがリミッターを外してしまい(法律違反)それをヘリっちが自由に操作できたのだ。
それがヘリっちのあだ名の由来だったりする。

そしてーーー。。



ザッ

ヘリっち『精神不安定の相手は楽さ』

ドサッ

根子真々は倒れた

のび太『・・とりあえず長老の所へ戻ろうか・・・』


・・・・・
・・・・
・・・
・・


根子真々『ここは・・・』

ヘリっち『長老の家さ。長老の純血のあんたはちと治りが早いさ』

戦の傷跡、ヘリっちの右腕を見て悲しげな表情をする根子真々

根子真々『右腕・・・すまなかった・・・・・・王ドラは・・・』

ヘリっち『王ドラはまだ寝てるさ、命に別状は無いってさ』

根子真々『・・・はぁ・・・私は弟にむかって武術を・・・』

のび太『落ち込む事ないよ。』

根子真々『お前・・・私はお前を殺そうとしたのだぞ』

のび太『はははは、失敗なんて誰にでもあるじゃない。それに悪いのは根子真々じゃないし』

根子真々『許してくれるのか?』

のび太『殺されそうになるなんて漫画じゃよくあるし、別にいいよ』

のび太は満面の笑みでそう言った

ヘリっち『(こ、こいつ、まだ現実と漫画の区別がついてネェ)』

根子真々『(野比のび太・・・・恐ろしい子ッ!)』

失望と引きの渦巻く中、長老が来た。

長老『おい、前王ドラが作った機械で火の球と適応者の時代が分かった!どうやら球は適応者の時代に引きつけられるみたいじゃ』

根子真々『さっそく行かなければ。』

のび太『根子真々さん、いくらなんでもその身体じゃ無茶だよ!』

のび太の言うように、根子真々の身体は洗脳の副作用もあってかボロボロである。

根子真々『大丈夫。4合拳!』

六十四合蟷螂拳の4合拳は回復の術。
根子真々は回復した

ヘリっち『すげぇさ』

根子真々『ではヘリっちさんの腕も治させてもらうよ。4合拳!』

ヘリっちは回復した。

ヘリっち『す、すげぇさ・・・・』

のび太『じゃぁいきましょうか!』

長老『おっと、のび太さん、ヘリっちさん、あなた方は参加しなくてもいいんですよ』

ヘリっち『!!』

のび太『え!?』

ヘリっち『どういう事さ?』

長老『今回みたいな事があれば、命の保障はありません。それにハヌファーとかいう輩も、我々で・・・』

のび太『ちょっと待った!それだと割に合わないよ!』

根子真々『大丈夫です。出木杉さんとドラえもんさんは私達が必ず・・・』

ヘリっち『それもダメさ。未来の技術力は相当さ。いくら強くても・・・』

根子真々『飴崙山は負けません。それに王ドラもいますから。』

のび太『関係ないよ・・・』

長老『?』

のび太『関係ないよ!僕らが行かなくちゃ!ドラえもんと出木杉は・・・』

ヘリっち&のび太『友達だから!!!!』

長老『・・・(あの様な危険に出くわして尚その様なことが言えるとは・・・)』

根子真々『・・・じゃぁもう一緒でいいじゃん。』

長老『うむ・・じゃがお前と同じ頃州の季照李ーがまだ戻っておらんのじゃ』

根子真々『あんな奴ほっといても大丈夫だって。さっさとその時代に行くぞ。』

ヘリっち『そうさ!一刻も早く!』

長老『仕方ない。現状を見て見方を送るから我慢しろや。』

のび太『で、いつの時代なんですか?』

長老『うむ・・時代は日本の江戸・・・』

ヘリっち『いきなり日本さ!?』

長老『はい、王ドラも治り次第転送するぞい。』

のび太『分かりました。』

長老『じゃぁ早く地下の転送装置へ』




のび太『暗ッ!』

ヘリっち『ビックリするぐらい暗いさ』

根子真々『さっさと行くぞ』

長老『乗ったな。では、スイッチON!』


シュンッ!



・・・−−−そして舞台は江戸へーーーーーーーー・・・。。。
 


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