第十一話〜何故人は戦うのか〜
 
何故人は戦うの?
どうして人は人と人とで争うの?
皆の平和を目指すなら争わなくていい。
そうじゃないの?
 
基地  のび太の部屋
「裏切ったか・・・・・」
首領がのび太の部屋を見回した。
モニターには落ちていくドラえもんの姿がある。
「ジャイアンは始末したのに・・・・」
ドゴーン!
首領がモニターをぶっ壊した。
部屋全体にモニターの破片が散らばる。
それと同時に電流が首領に流れたはずだった。
首領はなんとも無い。
首領が手をはなすと部屋全体に電流が走った。
首領が部屋から出ると同時に爆破した。
「裏切り者は始末する!」
 
「終わったな。」
ジャイアンが落ちていくドラえもんを見て笑っている。
あの仲良しの五人の一人だとは思えない。
「ぐあ!?」
ジャイアンが奇声を上げた。
「なっなんだ?」
ジャイアンの頭の中がパニックに陥る。
シュッ
その間に何かがドラえもんを抱きかかえ、スタジアムへと着陸した。
「誰だ?」
「どうしたんだ?ジャイアン。」
のび太だ。
のび太はドラえもんをスタジアムへと置いた。
「やろうよ。」
のび太がわらった。
「ぐああああああ!」
またジャイアンが奇声を上げた。
「記憶が・・・・蘇る!」
のび太が言った。
プシュー
ジャイアンの体から煙が出る。
「蘇ったのか?」
「くっくっく・・・・・」
ジャイアンが笑い始めた。
「の〜び太!貴様を殺してやるぜ!」
「蘇ってない・・・・」
ジャイアンがパンチを打った。
「ぐおおおおお!」
ちょうどジャイアンのパンチがのび太の傷に当たった。
「弱いぜ。」
ジャイアンの肘鉄がのび太を粉砕した。
いや、粉砕はしていない。
のび太が起き上がった。
「しぶとい野郎だ・・・・」
ジャイアンが低い声で言った。
「まだ・・・・終わってない。」
ムク
「!」
気絶していた静香が起き上がった。
「まだ生きてたのか!」
「キャー!」
静香が叫んだ。
「くっ」
のび太がジャイアンの腕に飛びついた。
「ちっ」
ジャイアンがのび太を振り落とそうとした。
ガブ
のび太がジャイアンに噛み付いた。
「いてえじゃねえか。」
ジャイアンの左の拳がのび太に突き刺さった。
ジャイアンが走ってのび太の元へ行く。
バン!
のび太の拳がジャイアンの腹に突き刺さった。
ズキン!
のび太が傷の痛さで一瞬動作が止まった。
「(今だ!)」
ジャイアンの蹴りがのび太を吹き飛ばした。
「ぐああああああ!」
のび太が悲鳴を上げた。
「のび太さん!」
静香が叫んだ。
そして静香が思った。
どうして人は戦うのだろう?
人は戦い親友までも戦いで殺してしまうのだろうか?
「もうやめて!」
静香が泣き泣き叫んだ。
ズキン!
ジャイアンが悲鳴を上げ、倒れた。
のび太とジャイアン2人とも動かない。
ジャイアンは悲鳴を上げている。
ドラえもんが起き上がった。
そしてポケットに手を入れる。
「お医者さんカバン!」
ドラえもんが道具を取り出した。
「静香ちゃんはのび太君を治療して!」
「分かったわ。ドラちゃん!」
2人は一生懸命、傷を治そうとした。
のび太は起き上がった。
「いたた・・・・」
「のび太君!」
ドラえもんが飛びついた。
「ドラえもん!」
のび太も飛びついた。
「!」
のび太が何かに驚いた。
「ちっ血だぁああああ!」
のび太が泣き叫んだ。
さっきまで血を流して戦っていたのに。
「まさか・・・・」
ドラえもんがのび太をお医者さんカバンで調べ始めた。
「やっぱり、のび太君はジキルハイドを飲まされている!」
続く

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