第五話〜3VS1〜

「皆何処へ行ったんだろう・・・」
スネ夫が心配な顔をして呟く。
「スネ夫!情けない事を言うんじゃねえ!絶対会えるはずだ!」
ジャイアンはそう言うが、心の隅でスネ夫と同じような事を呟いていた。
「武さん!スネ夫さん!この木銃弾で折れたみたいよ!」
静香が二人を呼ぶ。
「本当か?」
ジャイアンが近づく。
「ほら、ここに銃弾がかすった跡があるじゃない。」
「じゃあここがのび太が戦った場所・・・・」
ピシャアアアアン!
雷が落ちる。
ドカン!
空気の塊が折れた木を打ち砕く。
「うわっ!」
三人は飛び上がった。
「誰だ!この野郎。」
ジャイアンは振り向いた。
「お前ら・・・殺す!
そこにはドラえもん、セワシ、ドラミがいた。
「ドラえもん!」
スネ夫はドラえもんに近寄った。
馬鹿野郎!ドラえもん、何かおかしいぞ!」
「え?」
ドカン!
気づいた時にはもう遅かった。
スネ夫は空気の塊に吹き飛ばされた。
カチャ
セワシは『ショックガン』を持ち、ドラミは『ジャンボガン』を持っている。
「もう・・・終わりだ。」
ジャイアンが呟いた。
ドカン!
バン!
ドカアン!

三つの銃から弾が発射された。
きゃあああ!
静香はスネ夫と同じように吹き飛ばされた。
ぐは!
ジャイアンは何とか持ちこたえた。
「おもしろい、3VS3か。俺は結構こういうのには強いんだぜ・・・」
ジャイアンが苦しそうな声で言う。
オラオラー!
ジャイアンの拳が『空気砲』を打ち砕いた。
貴様!
バン!
『ショックガン』の弾が発射される。
しかしジャイアンの拳で砕かれた。
「次はお前だー!」
ジャイアンがセワシに突進する。
「ぐわああ!」
セワシは吹き飛ばされた。
「さてと、これで2VS1だ。二人も一人もあまり変わらねえ。」
カチャッ
ドラミは『ジャンボガン』を構え、ドラえもんは『熱線銃』を構えた。
ドカアアン!
サッ
ジャイアンは素早く交わした。
バタリ
ドラミは『熱線銃』の弾を受けてしまい倒れた。
ドラえもんはギリギリで交わした。
「これで・・・1VS1だな。」
ジャイアンは自信満々の表情だった。
「くっ」
ドラえもんは冷や汗をたらした。
ボカッ
ジャイアンがいきなりドラえもんを拳で吹き飛ばした。
「これで0VS1だ。つまり俺の勝ちだ。」
ドラえもん、セワシ、ドラミから変な物体が飛び出し、空へと上がっていった。
「何だ?あれは。」
ジャイアンはたいして気にせず五人を起こそうとした。
スネ夫だけ辛うじて起きたが、他は誰も起きない。
「しょうがない、ドラえもんとドラミのポケットだけでも持っていくか。」
ジャイアンはそう言ってドラえもんのポケットに触った。
ビリッ
「うわっ!」
ジャイアンの体に電流が流れた。
「何なんだ?これは・・・」
ジャイアンはドラえもんとドラミからポケットを取るのは無理だと確信した。
「スネ夫、奥に行くぞ。」
「うっ・・うん。」
二人は奥に突き進んで行った。
続く

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