容疑者 出木杉英才


予告

ドラえもんレジェントシリーズ記念すべき第一弾

練馬区に強盗殺人が起きた!!
しかも容疑者は出木杉!!!

「今から少年法は終わりだ!」
総理突然の宣言。

「お前は死ぬ運命なんだよ。」
冷酷な刑事達。

「必ず、真相を突き止めてみせる。」
それに対抗する刑事。

「これは冤罪です。」
私立探偵が事件に挑む。

「こ、こ、こ、これは何かの間違いだ。」
慌てる父。

「これは私の事件でもあるの。」
そして弁護士。


プロローグ

 7月21日、その日は終業式だった。いつもの様に起きて、いつもの様に学校に行って、いつもの様に先生の話を聞いて、いつもの様に静香達と帰った。何もかもいつも通りだった。その時までは…。 
静「今年の夏はどこへ行くの?」
出「今年はどこにも行かずに毎晩天体観測をするよ。静香君はどこへ?」
静「3泊4日で北海道よ。」
ス「僕はハワイだよ。僕みたいに海外旅行のベテランになると、ハワイなんて今さらと思うけどね。アハハハ。」
ジ「俺は豆乳洞だぜ。」
ス「豆乳洞!?」
ジ「ところでのび太はどうなんだろう。」
ス「どうせいつも通り、部屋でぐうたらしてるさ。」
ジ「違いない。ガハハハハハ!」
静「そういえばのび太さんやドラちゃん、この頃見かけないわね。」
ス「のび太はかき氷の食べ過ぎでお腹をこわしたって。ドラえもんは定期点検らしいよ。」
 十字路に来たので、みんな別れた。出木杉は走って家に帰った。胸騒ぎがしたからだ。家に着くと驚いた。無理も無い、家の前にパトカーや警事達が沢山いたのだ。キツネみたいな顔をした、人相の悪い刑事が出木杉に声をかけた。
刑「出木杉英才とは君かね?」
出「はい、僕ですが。」
 刑事はいきなり出木杉に手錠をかけた。
刑「12時15分、強盗殺人の容疑で逮捕する。」
出「えっ?」
 えっ?には2種類ある。相手の言う事を聞きとれなかった時のえっ?と、相手の言う事を信じられなかった時のえっ?である。今のえっ?は、2番目のえっ?であった。

続く


第1章 大泉純二郎の章
 大泉純二郎(48)ほど冷酷な総理はいない。彼の為に何百、何千の人が泣かされた。けれども、彼には部下の暴力団がいる。いつも脅して票数を書き換えさせるのだ。そのおかげで総理になれた。それだけでは無い。密かに核兵器の生産を進めている。
 7月19日3時13分。大泉が寝ていると、突然誰かが声をかけてきた。
?「起きなさい。君には大事な仕事がある。」
 大泉はびっくりして目を覚ました。
大「人の部屋に勝手に入るとは何様のつもりだ!」
?「工作員様のつもりですが。」
大「工作員だって?どこ国の工作員だ?」
工「この国の工作員です。正確に言えば、2018年のこの国の工作員です。2008年にタイムマシンが発明されたんです。」
大「君は頭がおかしいぞ。」
工「そう思われてもけっこうです。それよりも本題に入りましょう。少年法を抹殺しなさい。」
大「首相に命令かね?」
工「ええそうです。2018年のあなたからの命令です。ある男のせいであなたは逮捕されるのです。男がまだ子供の時に殺したいらしいですね。無実の罪で苦しめたいらしいですね。」
大「しかし議員の票を過半数獲得しなくてはいけない。」
工「いつも通り暴力団で脅せばいいでしょ。」
大「とにかくことわる。SFじゃあるまいし。」
工「そんな事言っていいのかな?おや、ポケットにこんなものが…。」
 工作員はポケットからスイッチを取り出した。
大「そ、それは核兵器のスイッチ!」
工「どこに落とそうかな~。」
大「やめてくれ、言う事聞くから。」
 その後議院で大泉は宣言した。
「今から少年法は終わりだ!」
 議員達は暴力団を恐れて皆賛成した。そして、議院が終わると同事に大泉は突然死した。
工「これでいいのだよ、ヒヒヒヒ。」


<次回予告>
ド「おはよう、または今日は、または今晩は、司会のドラえもんです。」
か「アシスタントのかぐやです。」
の「コメンテーターのテリー伊藤です。」
ド「ウソ言うな!」
の「分かった分かった、ちゃんとやるよ。野比のび太です。」
ド「さて、コメンテーターに今作の魅力を聞いてみたいと思います。」
の「僕に聞くんじゃないよね?」
ド「君コメンテーターでしょ。」
の「ええと、その、何というか…、「高橋洋司の章」次回お楽しみに!」
ド「ごまかすな!!!」
か「お時間がきてしまいました。」
の「そういうわけ、またね。」


第2章 高橋洋司の章
 7月20日21時6分。大富豪の高橋洋司社長は妻の暴子と友人の佐藤警視と村上教授と共に、自宅で食事をしていた。
暴「ねえあなた、ちょっとズボンが短かくない?」
高「そうかい?ちゃんと寸法測ってもらったんだがな。」
佐「高橋さん、事業が成功して良かったですね。」
高「ありがとう、今後は米国にも売り込むつもりだよ。」
村「よいよい。」
高「ああ、良かったよ。」
暴「やっぱり短かいわ。」
村「よいよい。」
暴「良くないわ、短かいもの。」
”ピンポーン”
高「変だな、他には誰も呼ばなかったのに。」
高橋氏が玄関に行きドアを開けると、覆面をした少年が出刃包丁を突き付けた。
高「これは一体…。」
覆「金を出しな。」
高「助け…。」
覆「しゃべるな、静かにしろ、さもないと刺すぞ。さあ、早く金を出せ。」
高橋氏はしぶしぶ財布を渡し、金庫を開けた。金庫のある寝室は、暴子達のいるリビングルームからは全く見えないのだ。
覆「もう用は無い。」
高「まさか私を?」
覆「ああそうさ。」
高「ま、まて。」
覆面をした少年は高橋氏を斬りつけた。
高「ギャー!!!」
高橋氏は死んだ。
佐「高橋さん遅いなあ、ちょっと見て来るよ。」
村「よいよい。」
佐藤氏は玄関に行った。
佐「ワー!!!」
佐藤氏も斬りつけられて死んだ。
村「よいよいよいよーい。」
村上氏も玄関に行った。
「ヨーイ!!!」
村上氏も斬りつけられて死んだ。

<次回予告>
ド「今度こそコメンテーターに今作の魅力を聞きたいと思います。」
の「よいよい。」
ド「またごまかす気か?」
の「今作の魅力はやはり、出木杉が捕まる事です。有罪だと良いですね。」
ド「違うだろ!」
の「かぐちゃん、高さんみたいにスカート短かくしない?」
か「セクハラですか?」
ド「君、やめさせてもいいんだよ。」
の「次回『嫌魅朗の章』お楽しみに!」
か「彼を首にしましょう。」


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