第2話 価値観
その後、ドラえもんとのび太は午後5時に帰宅。食事を済ませ、のび太の部屋で話し合う.
のび「大丈夫なの?ドラえもん。事故起したら刑罰重いよ・・・」
ドラ「うーん。まあね。でもスネ吉はスーパーカーの事を誤解しているようだから解らせる為にはやらなければと思うね。」
のび「誤解って?」
ドラ「スーパーカーにしろ何にしろ、あいつはただ何でもかんでも銘柄で判断して、やたらめったらに改造したりしてねえ・・・・物の価値観というものが欠けていると思うのさ.」
のび「確かに.あの人はラジコン作るとすぐにスネ夫にあげて手放しちゃうからねえ。物を大事にしないといけないと思う.」
ドラ「あの人は自分のカウンタックも、ちゃんと使わないといけないね。やたらめったら改造した事をラリーで後悔させてやるさ.」
話しているうちに1時間が過ぎた。午後7時半頃。
ドラ「さてと、行ってくるか。」
ドラえもんは霧深峰峠まで車を走らせた.ブロロロロロロ
のび「いってらっしゃーい!さてと漫画でも読むか.」
そのころスネ吉は、先に霧深峰橋に来ていた.
スネ吉「ふふふ。あの青だぬきめ。見ていろ。タイヤには熱線溶接機だ!これでホイールを溶かして走れなくしてやる!それと、電磁波発生装置!これはヤツの車のエンジン制御装置を電波で狂わせる!見ていろよ、ドラえもん!」
と、そこへドラえもんが車でやってきた。ドラえもんが窓を開けて、
ドラえもん「やあ、お待たせ。さあ始めようか。レースのルールは?」
スネ吉「そうだなあ・・・この地図を見ろ。この霧深峰は全長20kmの直線の多い道で成り立っている。直線が多くていいがその文、急勾配でもある。標識も少なく分かりにくいからなあ。先に一周したら勝ち。逆走したらそれでアウト。事故ってもアウトだ。話は超音質無線機でやりとりする。」
ドラ「はいよ。もし俺が勝ったら、おまえはここで変な暴走はやめろ。あのばか野郎にも言っておきな。それと何でも物はよく知って大事に扱う事を約束しろ。で、もしお前が勝ったら?」
スネ吉「そのムルシエラルゴを売っておまえは走り屋を引退するのだ。」
ドラ「しょうがねえな・・・・・・分かった.」
スネ夫「じゃあ始めよう.」
二人はそれぞれの車に乗ってエンジンをつけた。ブロロン!ブロン!!お互いの車のV12エンジンが気合いを入れるように鳴く。それは闘牛同士そのものだった。
スネ吉「上に投げた小石が地面についたらスタートだ!」
ヒョイ!力強く投げた。そして小石が地面に近づく・・・・・・・・・・・・・・・・・ストン!
ブロロロロロロロロン!ブロロロロロロロン!
最初にドラえもんのムルシエラルゴが先に出た。
ドラ「我ながら、すげえなあ」
スネ吉「何わけ分からん事をぬかしてやがる!カーブによるグリップ走行は俺が上だ!!!!」
キキキィィィィィ!スネ吉がカーブで抜かした。
スネ吉「カウンタックはな、永遠のスーパーカーなのだよ!ムルシエラルゴがなんだ!?」
ドラ「おまえは本当の永遠のスーパーカーを知らない!」
スネ吉「何言ってんだ!おまえは!俺はこいつと共に走ってきたんだ!今更ばかなことを!」
ドラ「アクセルふかして・・・・よっこいしょっと」
ギュオオオオオオオオオオオ!ドラえもんはアクセルふかしてドリフトをした.そしてまたもや1位になった。
スネ吉「アクセルターンか。ふん!そんなにふかしたら事故るぞ!」
すると、ドラえもんのムルシエラルゴが大きな角をつくりながら回った.アクセル踏みながらクラッチも同時に踏んだ。いわゆるクラッチ蹴りという技である.
スネ吉「ちっ!つまんねえの。あ、またカーブか・・・・・・おりゃあ」
ブロン!キキキキキ!スネ吉がサイドブレーキを引いて、ドリフトでコーナーを抜けた。同時にドラえもんを抜かした!いわゆるサイドブレーキドリフトである。
ドラ「やるなあ。やっぱり慣れているのか。」
するとスネ吉がいきなりドラえもんの横に並んだ。そしてホイールから熱線溶接機が出てきた.
ドラ「な!なんだあれは?サーモグラフィで見てみよう.」
異常に熱があがった。
ドラ「ホイールが溶けてしまう!ん?エンジンの制御も狂い始めたぞ!電磁波か!この野郎め!それでも走りやか!卑怯までもして勝ちを得たいのか?」
スネ吉「ふふふふ・・・。この時を待っていた!」